今回のケースは、単なるソール交換ではなく「履き心地の再構築」が求められる内容でした。

ご依頼の背景
今回ご相談いただいたのは、「他店でオールソール交換を行ったものの、Joya本来の履き心地が失われてしまった」というお悩みでした。
交換後の状態を確認すると、Joya特有の厚みや湾曲したソール形状は再現されておらず、一般的なフラットに近いソールが装着されていました。また、使用されていた素材も硬質系スポンジであったため、足当たりが硬く、歩行時の違和感が大きい状態でした。
その結果、「以前より歩きづらい」「疲れやすい」といった問題が生じていました。

Joyaウォーキングシューズの特徴
Joyaウォーキングシューズは、一般的な靴とは異なる独自のソール構造を持っています。
最大の特徴は、厚みのあるクッションソールと、前後にゆるやかに湾曲したローリング形状です。この構造により、足裏全体で衝撃を吸収しながら自然な体重移動を促し、膝や腰への負担軽減を実現しています。
そのため、単にソールを貼り替えるだけでは、この機能性を再現することはできません。
修理方針とアプローチ

今回の修理では、「見た目の再現」ではなく「機能性の復元」を重視しました。
既存のソールを前提とするのではなく、ソール全体を一から再構築する方針を採用。素材選び、厚み設計、形状加工までを段階的に行い、Joya本来の履き心地に近づけることを目指しました。
EVAスポンジによる厚みの再構築
ベース素材には、軽量かつクッション性に優れたEVAスポンジを使用しました。
EVAはウォーキングシューズやランニングシューズにも広く使用される素材で、柔らかさと適度な反発性を兼ね備えています。この素材を複数層に重ねることで、Joya特有の厚みをしっかりと確保しました。
単層では再現できない立体感を出すため、積層構造とすることで細かな調整が可能になります。
湾曲ソールの削り出し加工

次に行うのが、ソール形状の成形です。
Joyaの履き心地を左右する重要な要素が、この湾曲したローリング形状です。ただ丸みをつけるだけではなく、前足部からかかとにかけてスムーズに体重移動が行えるよう、バランスを見ながら丁寧に削り込みを行いました。
この工程ではミリ単位での調整を繰り返し、実際の歩行を想定しながら自然なカーブを作り出しています。
アウトソール仕上げ(Topyクロコ柄)

最終仕上げとして、アウトソールにはTopy(トピー)社製のクロコ柄ラバーソールを使用しました。
このソールは耐久性とグリップ力に優れており、日常使用はもちろん、長時間のウォーキングにも適しています。また、見た目にも高級感があり、仕上がり全体の印象を引き締める役割も果たしています。
修理後の仕上がり

今回の施工により、厚み・クッション性・湾曲形状のバランスが整い、Joya本来のイメージに近い状態へと仕上げることができました。
歩行時のスムーズさや足への負担軽減といった点でも、改善が期待できる仕上がりとなっています。
Joya修理で重要なポイント
Joyaウォーキングシューズの修理において重要なのは、以下の3点です。
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厚みの再現(クッション性能の確保)
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湾曲構造の再現(自然なローリング動作)
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素材選定(柔らかさと反発のバランス)
これらを適切に組み合わせることで、初めて本来の快適な履き心地が蘇ります。
同様のお悩みをお持ちの方へ
「他店で修理したが履き心地が変わってしまった」
「Joyaらしい柔らかさを取り戻したい」
「ウォーキングシューズを機能的に修理したい」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。状態に応じて最適な修理方法をご提案いたします。
