岡山県倉敷市にお住まいのT様より、ブランドストーン(Blundstone)サイドゴアブーツの修理をご依頼いただきました。

今回のご相談内容は「歩いているとソールが崩れてきた」という症状。確認したところ、ブランドストーンに多く見られるトラブルである「加水分解」が原因でした。
加水分解とは、ソール内部に使用されているポリウレタン素材が水分と反応し、経年劣化によって分解・崩壊してしまう現象です。見た目は問題なくても、ある日突然ソールが割れる、崩れるといったトラブルが起こるため非常に厄介です。
特にブランドストーンの純正ソールはクッション性に優れる一方で、この加水分解のリスクを避けることができません。
■加水分解が起きたブーツの危険性
加水分解が進行した靴は、以下のような状態になります。

・歩行中にソールがボロボロと崩れる
・接地面が不安定になり転倒リスクが高まる
・外出先で突然履けなくなる可能性がある
「まだ履けそう」と思っていても、ある日突然使えなくなるケースが多いため、早めの修理判断が重要です。
■修理内容:オールソール交換(Vibramカスタム)
今回は劣化した純正ソールをすべて取り外し、耐久性と実用性を重視したオールソール交換を行いました。
具体的な工程は以下の通りです。
・劣化したポリウレタンソールの除去
・EVAスポンジミッドソールの新規製作
・マッケイ製法による縫い付け固定
・Vibram(ビブラム)1136ブラックソール装着
EVAスポンジは軽量でクッション性に優れ、加水分解のリスクが低い素材です。さらに、マッケイ縫いでしっかりと固定することで、見た目の美しさと耐久性の両立を実現しています。
仕上げに採用したVibram1136ソールは、グリップ力・耐摩耗性ともに優れており、日常使いから長時間歩行まで安心してご使用いただけます。
■純正ソールとの違いとメリット
今回の修理では、あえて純正仕様ではなく「カスタムソール」に変更しています。その理由は明確です。

・加水分解しにくい素材へ変更
・耐久性が大幅に向上
・長期間安心して履ける
・見た目のバランスを維持
ブランドストーンの雰囲気を損なわないよう、シルエットやボリューム感にも配慮して仕上げています。
「修理すると見た目が変わるのでは?」というご不安をお持ちの方も多いですが、違和感のない自然な仕上がりを心がけていますのでご安心ください。

■こんな症状は修理のサインです
ブランドストーンのブーツで、以下のような症状がある場合は修理をご検討ください。
・ソールがベタつく、柔らかくなっている
・かかとやつま先が崩れてきた
・歩くと違和感や沈み込みがある
・ソールにひび割れが見られる
これらは加水分解の初期〜中期症状である可能性が高く、放置すると修理の難易度や費用が上がる場合があります。
■全国対応|宅配での修理も可能です
当店では岡山県倉敷市を拠点に、全国からの宅配修理にも対応しております。
・遠方で修理店が見つからない
・ブランドストーン修理の実績がある店に任せたい
・忙しくて持ち込みが難しい
このような方でも安心してご利用いただけます。
ご相談は写真を送っていただくだけでも可能です。状態を確認し、最適な修理方法をご提案いたします。
■今回の修理内容まとめ

・ブランドストーン サイドゴアブーツ
・加水分解によるソール崩壊
・オールソール交換修理
・EVAスポンジミッドソール製作
・マッケイ製法
・Vibram1136ブラックソール使用
ブランドストーンの加水分解は避けられない経年劣化ですが、適切な修理を行うことで、さらに長く快適に履き続けることが可能です。
「もう履けないかも」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
